リーブ法について

リーブ法とは何か ~安産には何が必要か~

リーブ法は「いかに産婦さんが安全で満足のいくお産(=安産)ができるか」ということを原点に立ち返って考え出された出産法です。

安産の為に重要な以下の4項目

  1. リラックスすること(Relaxation)
  2. イメージすること(Imagination)
  3. 効果的に身体を動かすこと(Exercise)
  4. しっかり呼吸をすること(Breathing)

この頭文字をとってリーブ(RIEB)法と名付けられました。

お産に大事なのは呼吸法

出産には呼吸法が重要視されます。呼吸法に集中して意識を痛みから逃し、気持ちを落ち着かせるのです。

産婦さんが陣痛などの痛みやストレスで呼吸がままならなくなると、おなかの赤ちゃんまで酸素が行き渡らなくなり、場合によっては生命の危機的状況に陥りかねないのです。しっかり呼吸をして酸素を送り届けることは、お母さんの赤ちゃんに対する義務ともいえるのです。

呼吸法というと、ラマーズ法やソフロロジー法といった名前を思い浮かべると思います。このような呼吸法の多くは分娩中にリラックスすることを目的としています。

しかし

  • 痛みに耐えるだけで精一杯でリラックスなどできなかった
  • 頑張れと励まされても、痛いときにどう頑張ればよいのか分からなかった
  • 予想以上の痛みにパニックになり、覚えた呼吸法も頭から消えてしまった

​のように、初めての産婦さんにとって、実際にはとてもリラックスできる状況ではないことが多いのです。

産婦人科医師の経験が生み出したリーブ法

気持ちを落ち着かせるためにも、呼吸法は重要です。しかし、お産のメカニズムを医学的にとらえ指導していくことで、安全かつ満足のいく分娩を目指したいと考えました。

リラックスだけにとどまらず、医学的根拠に基づいた呼吸法、エクササイズで痛みを和らげ、スムーズな出産へと促す。これが『リーブ法』です。

当院では、リーブ法による出産を行っています。

また、リーブ法講習会を定期的に開催しています。

リーブ法にご興味をお持ちの方、リーブ法での出産をお考えの方は、ぜひご参加ください。